| グランドツーリングカー(Grand Touring Car)の事。ツーリングカーとは普通の乗用車の意味で、スポーツカーとは区別してそう呼ばれる。グランドツーリングカーは、その中でも高性能なエンジンを搭載し、操縦安定性に優れたクルマを指す。このGTカーが一躍脚光をあびるようになったのは、1962年からFIA(世界自動車連盟)がマニファクチャラーを対象に選手権が開始されたころから。また、規定は、年間生産台数によって決められている。1993年より復活した『GT』は、一時期の極端なプロトタイプ化を経て、現在はかつてのGT2クラス(年間生産50台以上が基準)、GT3クラス(プロダクションレースカー)の2クラスが基本となっています。かつてのGT2は、FIA-GTではGTクラス、ACO/ALMS/ELMSでは、GTSクラス、Grand
Amでは、GTOクラスなどと異なっているが基本性能は同じ車です。GT3クラス車両もFIA-GTでは、GT0クラス、ACO/ALMS/ELMSではGTクラス、Grand
Amでは、GTUクラスなどと名称が異なっているが基本性能は同じ車です。JGTCも93年より始まった日本のシリーズですが、基本的なルールはかつての『GT1』に準じています。『GT500』と『GT300』に別れますが、リストリクターの制限が国際ルールより厳しく、逆にシャシー側のルールが緩やかな為旧GT2クラスよりストレートがかなり遅く、一方コーナーが大変速いマシンとなっています。 |
GT同様、グループCの後を受けて1993年にアメリカで誕生したのが『WSC』。現在の2座席、オープンタイプのプロトタイプです。当初は派手さがなく、遅いマシンとして脚光を浴びませんでしたがフェラーリがニューマシンを作り、さらにチーム・ヨーストとポルシェWSC95によるル・マン連覇で一躍注目を集めました。その後ワークスの台頭もあり、現在のスポーツカーレースシーンを代表する存在となっています。 これとは別に、GTの世界からプロトタイプ化し、『GT1』から変化してきた『LM-GTP』はクローズドプロトタイプで、最も注目を集めやすいマシンです。しかしコストがかかることや現在のレギュレーション上有利とはいえず、現在は存在が大変少なくなっています。 世界的にFIA-SCC(旧ISRS→SRWC)/Grand-Amシリーズと、ACO/ALMSの2つに別れており、レギュレーションも違いがややあります。・FIA-SCC/Grand
Am 2座席でフルタイプ・ロールバーを備え、クラッシュテストが必要。重量と価格規制によって『SRP1』と『SRP2』のクラスに別れる。 SRP1・・・最大重量900kg、NA6000cc、ターボ4000cc以下。 SRP2・・・最大重量720kg、NA3400cc以下でターボ禁止。・ACO/ALMS 2座席でシングル・ロールバーであれば良い。クラッシュテストは必要無い。リヤディフューザーとカーボンブレーキを備え、重量により『LMP900』『LMP675』の2クラスがある。LMP900・・・最大重量900kg、NA6000cc、ターボ4000cc以下。 LMP675・・・最大重量875kg、NA3600cc、ターボ2000cc以下。LM-GTP・・・最大重量900kg、NA8000cc、ターボ4000cc以下。クーペスタイルで、LMP900より2インチ狭いタイヤと0.5mm大きいリストリクター。 |